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地面師とは?をわかりやすく解説。積水ハウスが騙された場所(土地)とは?






積水ハウスが地面師グループに大金を騙しとられる事件に注目が集まっていますね。

本日は、
“地面師とは”をわかりやすく解説。積水ハウスが騙された場所(土地)とは?
と題しまして、

  • 地面師とは?意味をわかりやすく解説!読み方は?
  • 地面師に積水ハウスが騙されてしまった場所(土地)とは?

などについて詳しく見ていこうと思います。

地面師は、戦後やバブル期などに主に横行していた詐欺集団というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、
積水ハウスがこの地面師に騙されて63億円もの大金を騙し取られたとあって、
今また注目が集まっていますね。

しかしまたここ数年、目立って表沙汰にはなっていませんでしたが、地面師による被害が増えていたというのです。
私は今回の積水ハウスの件があるまで、知りませんでした。。

本日は、地面師に関して知っておいた方が良い基礎知識や、
ターゲットにされやすい人たちなどについても合わせて調査してきました。

ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。




地面師とは?わかりやすく解説します

地面師(じめんし)とは?

地面師とは、「じめんし」と読みます。
地面師を簡潔に噛み砕いて説明すると、

他人の土地にもかかわらず、「自分の土地」と嘘をついたりして利用し、
お金をだまし取ったりする詐欺師のことです。

地面師は、土地を専門にして詐欺を働いている人のことを言います。
個人ではなく、グループ・集団で詐欺を働いていることがほとんど。

その故もあって、その手口はとても多岐に渡っていて、
しかもめちゃくちゃ巧妙になっていることが多いそうです。

それでは、”詐欺”と言っても、どういった内容の詐欺をおこなっているかを見て行きましょう。

地面師の詐欺内容はどういう内容なの?

地面師の詐欺の内容はその集団や、グループによってもさまざまですが、
主な具体的な例をいくつかあげると、

  • 土地の権利に関する文書を捏造する(登記の移転や書き換えなど)
  • 土地を無断で売買する(手付金の騙し取り)
  • 他人の土地であるにもかかわらず、借金などの担保にしてしまう

などがあげられます。

その土地の本来の所有者が期h付いていないうちに、
証明書などを一式偽造して、勝手に土地を売買してしまうんだそうです。

そしてその売却金をだまし取ったり、
その土地を借金の抵当に入れてしまったりします。

恐ろしすぎますね。。

地面師による被害は昔からあった

地面師は、現代に出てきた詐欺集団などではなく、
昔から存在していました。

たとえば終戦直後など、日本全体の役場までもが被害に遭い、
十分にその役目を果たせていなかった時。

地面師集団は、勝手にその土地の所有者になりすまして、登記などの書類を偽造。
その土地を転売し、莫大な賃金を得ていました。

また、過去にはバブル時代。
バブル時代は土地の価格が上昇していたため、同様に地面師集団による詐欺が横行していました。

現在の登記の制度上、なかなか完全に防ぐことがむずかしいというのも、
地面師がいつの時代にもいなくならないことの1つの要因のようです。

地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 [ 森 功 ]

現代に潜む地面師とは?

ニュースなどでも表立って報道されないために、
地面師というものの存在すら、ちゃんと知らなかったという人も多いのではないでしょうか。

その詐欺の手法は古典的で、昔から大きく変わってはいないように思われます。

しかし、その主郭の詐欺の手口は変わっていなくとも、
そこに至るまでの手口が大変巧妙になってきているのだそうで、注意が必要です。
その証拠とでもいうように、ここ数年は特に地面師による詐欺の事件が増えていると言われています。

  • 土地を探す役目の人
  • 書類を偽造する役目の人
  • 土地の所有者を偽る役目の人
  • 不動産業者との間に入る仲介役の人

などなど、グループの中で役割分担がなされていたりして、
その事件ごとにメンバーの役割を入れ替えるなどして、非常にわかりにくく巧妙な手口になっているといいます。

地面師に騙されるプロの多さ

地面師の被害に遭うのは、実はプロの不動産業者がとっても多いのです。
その一連の流れを、1つの例を元に見ていきましょう。

下記のようになっています。

  1. 地面師が、土地の所有者になりすまして不動産業者に土地の売却を依頼
  2. 偽造された証明証などもとても巧妙に作られているため、不動産業者も気がつかないまま、土地の不動産情報を市場に流通させてしまう
  3. 土地を探していた企業や人がその土地を購入する
  4. 売却された代金を、地面師が得る(だまし取り)

1つの例ではありますが、
このような流れでプロの不動産業者が騙されてしまうのですね。。

後々になって騙された!と気付くのでしょうが、
騙されたことに気づいた時には、もちろん地面師は姿をくらましています。
身分証なども非常に巧妙に偽造されているので、地面師を探し出すことは困難なのです。

もはや、時すでに遅し。
不動産業者は、企業や民間からの信頼をも失い、
土地の購入者にその代金を返金するなどのために、多額の損失を被ることになってしまうのです。

過去には、大手ホテルで有名なアパホテルの仲介業者が、
地面師に土地の購入を持ちかけられてすっかり信じ切って騙されてしまったというニュースもありました。
この事件では、なんと12億円もの損失を出したということで注目されていました。

この事件では、

  • 住民基本台帳カード
  • 不動産権利書
  • 印鑑証明書
  • 固定資産評価証明書

など、全ての書類や証明証が非常に巧妙に偽造されていたそうです。
また、この事件では弁護士までもがグルになっていたそうで・・・

なんだか、もはやなにを信じたら良いのかわからなくなってしまうニュースですね。。
弁護士ですら、多額のお金に目がくらんだのでしょうか。。

地面師が積水ハウスを騙して、登記を書き換えようとした場所(土地)とは?

>地面師が積水ハウスを騙して、登記を書き換えようとしたしようとした場所(土地)を見ていきましょう。

こちらに動画があります。

 

また、写真などでも明らかになっていますね。



いつどこで、誰が被害に遭うかわからない

「不動産業者がだまされるんだったら、自分には関係ないし」

と思っている方もいるかと思います。

しかし、これがマンションだったら?
様々なケースが考えられますし、その手口が巧妙化しているが故に、
騙されたということにも気づかないケースもあるのです。

最近は「不動産投資」などが出回っているのも確か。
一般人だから関係ないとかでは、もはやなくなってきています。

「自分が騙されるわけが無い」

という人こそが騙されるという話も耳にしますよね。
むやみやたらに人を疑うわけではございませんが、

「いつ何時、被害が自分にも降りかかるかもしれない」

という意識を、あたまの片隅にでもあるかないかでは、大きく変わってくるのだと思います。

地面師とは?をわかりやすく解説。積水ハウスが騙された場所(土地)とは?まとめ

本日は、
地面師とは?をわかりやすく解説。積水ハウスが騙された場所(土地)とは?
と題して、

地面師についてや、積水ハウスが騙されてしまった場所(土地)などを見ていきました。

詐欺はいつの時代も案外近くにあるものです。

自分が被害に合わないためには、自己防衛の意識や、
「いつどこでなにが起きるかわからない」という意識を持つことが、非常に大切と言えます。

しかし、いつも人を疑ってばかりというのも悲しいですよね。
ごくごく一部の人を騙してお金を得ようとしている人のために、他人のことを疑いの目で見るような世の中になってしまっても、非常に悲しいことです。

難しいことだとは思いますが、
人を信頼し、また信頼してもらえるような世の中を作っていくことが大切なのではないでしょうか。

地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団【電子書籍】[ 森功 ]