およそ3年半ぶりに大分での開催となった、
11月16日のサッカー・キリンチャレンジカップで、
日本代表が大渋滞に巻き込まれた末、会場入りが大幅に遅れるという事態が起こりました。
サッカー・キリンチャレンジカップが
大分で開催されるのを楽しみにしていたサポーターも、
大渋滞に巻き込まれ、キックオフに間に合わず悲痛な思いをした人が続出しました。
もくじ
サッカー キリンチャレンジカップ 大分での大渋滞!
日本代表メンバーは、
19時半のキックオフに合わせ、18時を目安に会場の大分スポーツ公園国際競技場(大銀ドーム)入りする予定であったが、
時間になっても、選手バスは一向に到着する気配は無し!
1時間ほど遅れ、やっとの思いで会場に入ることができた。
サッカー キリンチャレンジカップ 大分での大渋滞の理由は?
日本サッカー協会(JFA)の説明によると、バスの到着が遅れた原因は、
会場の周辺で起きた大渋滞。
ベネズエラ代表や審判団も、会場への到着が遅れた。
日本代表メンバーの宿舎から、会場までは本来ならば15分〜20分ほどの道のり。
それが大渋滞に巻き込まれたおかげで90分以上バスに乗っていても到着しないというのだから、
相当の混雑模様が考えられる。
大分市内から会場までの道路事情は、途中から片側1車線になるのだが、
1車線になってから会場までは結構な距離がある。
地元のタクシー運転手の方の話によると、
「3万人を越すともうダメですね。一気にマヒですよ。動かないと思います」とのこと。
ちなみに今回の会場である大分スポーツ公園国際競技場(大銀ドーム)は、ドームというだけあって、
満員で入ると4万5.6千人の収容キャパシティを誇る。
日本代表側も、日本サッカー協会も、ある程度の混雑の予想はしていたであろう。
それが予想をはるかに上回ってしまった。
代表選手が自らツイッターで呼びかけ
日本代表DFの槙野選手は、ツイッターで、
「これから代表戦。だが、大渋滞でスタジアム入り出来ていない。
皆さんの力が必要です。バスを通して下さい。すいませんお願いします!」
と危機感を感じさせるツイート。
援護のツイートで呼びかけた。
槙野選手のツイートは約7分間で700件近いリツイートされ、
「皆んなで道をあけよう」
「頑張ってください!」
など、応援の声が多数寄せられた。
しかし、一方で批判の声も見られる。
「混雑を見越せなかったのは自業自得なのでは…」
といった内容のツイートも多く見受けられた。
試合の方は…?
試合は予定の時間通りでキックオフ。
結果は1-1と、森保JAPAN発足から負けなしの4連勝!というわけにはいかなかった。
サッカー 大分 大渋滞 実際に現地で見て聞いたこと
実際私も大分で会場入りしていたのですが、
間も無くキックオフという時間になっても、どうもお客さんの入りがよくない。
「チケットの売れ行きあんまよくなかったのかな?」とか、
「地方だし、こんなもんなのかな〜」
とも思ったりしましたが、
後半が始まってしばらくしてドドッとお客さんが入ってきた。
そう、大渋滞に巻き込まれていた人たちが、
後半になってやっと会場に入ることができたのです。
いや〜これには驚きました。
チケット代返せ!みたいな騒動になってもおかしくないなと・・・
試合が終わっても、全然見ることにできなかったお客さんが遅くまで会場に残り、
空っぽになったドームのいたるところを写真に収めていたのが印象的でした。
やっぱり悲しそうでしたし、見ていても切ない気持ちになりますね( ; ; )
帰りに乗車した地元のタクシーの運転手さんに、様々なお話を伺いました。
大分駅から会場までは、本来なら車で15分ほど。
それが大渋滞で2時間40分かかったという。
乗せたお客さんで、
「キックオフに間に合わないから、ここから歩いていきます!」
と、途中下車したお客さんもいたそう。
ちなみに大分駅から会場まで、7kmちょっと。
徒歩で1時間40分で到着する。
いや〜・・・
なんともやるせない気持ちでいっぱいになりました。。
また、以前この今回のキリンチャレンジカップと同じ会場(大銀ドーム)にて、
ラグビーの試合が行われた際にはここまでの大混乱になることはなかったという。
というのも、ラグビーの時はもっと警察なども稼働し、
厳しい交通規制がされていたんだそう。
その甲斐もあって、ラグビーの試合に間に合わない観客なども出ず、
今回のような騒動になることもなかった。
“今回のキリンチャレンジカップでは、道路規制などが一切されない”
という話を聞いたタクシー業界ではかなり前から、
「絶対マズイ」
「絶対大渋滞、大混乱になる」
と、常々話されていたそうな。。
今回のキリンチャレンジカップにおいての通行規制などの仕切りは、
地元のサッカー協会みたいなものが統率しているなんて噂を耳にしましたが、
ほとんど試合を見ることができなかったお客さん、
全く会場に入ることができず、やむ終えず諦めた人などの不満が爆発した時に、
どこが責任をとるのか・・・なかなか厳しい状況と言えると思う。
せっかくの約3年半ぶりの大分でのサッカー開催。
良いイメージが持たれなくなった大分県での今後の開催が嫌がられるようになったら、
せっかくの大分の地域活性化につながりそうなものが、一気に崩れてしまうのではないか・・・
今後の不安要素は、ぬぐいきれないなぁと、
しみじみ感じた今回のキリンチャレンジカップ in大分でございました。