みぞおちが苦しくなったことはありますか?
これが、私は結構あります。。
以前、みぞおちが頻繁に苦しくなることが多くなり、耐えに耐えられなかったので
自分でも調べたり、病院にも行きました。
ここでは、その際にわかったことなどをまとめておこうと思います。
私は今でも時々、みぞおちが苦しくなることがあります。
しかし、可能性のある病気や、その原因、
また、“気をつけなければいけないポイント”を
知っているか・知らないかは、生活に大きく影響を及ぼしてきます。
- みぞおちが苦しい・圧迫感でツライ
- みぞおちが苦しくて吐き気がする
- みぞおちが苦しい原因が知りたい
- みぞおちが苦しい時の、可能性のある病気が知りたい
こういった方、わたし以外にも結構いらっしゃるのではないでしょうか?
「みぞおちが苦しい・圧迫感でツライ・吐き気がする」
という方は、ぜひ私の過去の記録を参考にして頂ければと思います。
みぞおちが苦しい、圧迫感がある時に考えられる病気
それでは、まずみぞおちが苦しい・圧迫感で辛い時に
考えられる病気について見ていきましょう。
胃の病気 〜胃潰瘍〜
まず、考えられるものに「胃の病気」があります。
胃の病気の中でも可能性のある病気、「胃潰瘍」
「胃潰瘍」という病名は、聞いたことがあるという人がほとんどだと思います
◆胃潰瘍ってこんな病気です
胃潰瘍とは、胃酸(食べ物を消化するために分泌されるもの)が、何かしらの原因によって胃粘膜まで消化してしまい、胃壁がダメージを受けている状態。
胃壁がただれたり、もっとひどい時には筋肉までえぐってしまうことも。
胃潰瘍の症状の特徴として、
痛み・出血・過酸症状が挙げられます。
治療を行っても再発を繰り返してしまう場合は、ピロリ菌の感染によるものもあります。
◆胃潰瘍の症状
- みぞおち〜左側にかけての鈍痛。
痛みの強弱は人によって異なる。全く痛みを感じない人もまれにいる。
痛みを感じるのは主に食事中や食後。 - 胸焼け、酸味を感じるゲップ、吐き気など。
- 黒っぽい色の血を吐いたり、黒っぽい便が出る場合は、胃から出血をしている場合もある。
◆胃潰瘍の原因
胃は健康であれば、胃粘膜を分泌し胃を胃酸から守っています。
通常、胃酸と胃粘膜の分泌量はバランスがとれているものです。
しかし、過労や精神的なストレスなどで自律神経の働きが狂うと、胃酸と胃粘膜のバランスが崩れてしまい胃酸が多すぎる状態になってしまいます。
薬(主に解熱鎮痛剤や降圧剤)の服用のしすぎ、副作用によって胃の防御力が下がり、胃酸が胃の粘膜を傷つけてしまうことが原因の場合もあります。
◆胃潰瘍の治療
潰瘍が見つかった場合、そこにがん細胞が存在していないかを調べます。
がん細胞が存在していなければ、症状のほとんどは胃酸を抑える薬や、食事に気をつけることで回復します。
胃の病気 〜機能性ディスペプシア〜
こちらはあまり耳馴染みがないという方が多いのではないでしょうか?
◆機能性ディスペプシアってこんな病気です
胃の痛み・いもたれなどの症状が出ているにもかかわらず、
内視鏡検査などを行っても異常が見つからない病気のことです。
わかりやすく言うと、
「はっきりした原因がない胃の異常」ということです。
◆機能性ディスペプシアの症状
- みぞおちの痛み
- みぞおちの焼けるような感じ
- 食後開始後すぐに食べ物で胃が一杯になる感じ
- 食後のもたれがひどい
など、症状は実にさまざまです。
◆機能性ディスペプシアの原因
原因として考えられるのは、
ストレス、胃下垂、ピロリ菌、胃の運動能力の低下などです。
◆機能性ディスペプシアの治療
治療は、内科・消化器内科などで受けることができます。
薬の服用にて様子をみることがほとんど。
原因がはっきりとしていないため、治療の経過を見て途中で薬を変更することもあります。
心臓の病気〜心筋梗塞・狭心症〜
みぞおちが痛いのに、心臓?と思うかもしれません。
しかし心臓の病気になると、心臓の直接的な痛みや違和感以外にも、
「放散痛」と言って、周辺の部位に痛みが生じるケースがあるのです。
中でも放散痛がよく生じるのがみぞおちです。
特にみぞおちに放散痛が生じる心臓の病気の1つが、心筋梗塞です。
◆心筋梗塞・狭心症ってこんな病気です
心筋梗塞は、「冠動脈」という、心臓を動かすためのエネルギー源が完全にふさがってしまい、心筋に血液が流れなくなった状態です。
◆心筋梗塞・狭心症の症状
- 胸の痛み
- 冷や汗や、呼吸がしにくいことがある
この胸の痛みが心臓が原因であるにもかかわらず、「みぞおち」と捉えてしまうことがあります。
痛みが強くないという人もいるので、注意が必要です。
◆心筋梗塞・狭心症の原因
主に生活習慣が原因とされます。
タバコや、塩分・当分・脂肪分の取りすぎ、ストレスや過労などが原因とされています。
心筋梗塞は、年間発症人数が15万人にも及びます。
心筋に充分に必要な血液を送ることができない原因の1つに動脈硬化があります。
動脈硬化は、糖尿病や高血圧症などから引き起こされることが多いです。
そのため、心筋梗塞や狭心症は、その病気単独で発症するだけでなく、
他の疾患から進行して発症することもあります。
自分でできる「みぞおちセルフケア」
病院などを受診し、根本的な原因を突き止めて治療をしていくのがもちろん1番良いですが、
「ストレスをためているな〜」という自覚がある方にはおすすめのセルフケアをご紹介します。
緊張しっぱなしのみぞおちを緩めていきましょう^^
みぞおちセルフケア
- 両手を軽く擦り合わせる
- あたたまった手のひらでみぞおちをさする
- しばらくさすったら、片方の手のひらをみぞおちに当てる
- もう片方の手を軽く握る
- みぞおちに置いた手の甲を軽くポンポンと10回程度叩く
こちらを普段から取り入れることで、みぞおちの緊張が緩みやすくなるのでオススメです!
みぞおちが苦しい!圧迫感や吐き気の原因は?病気の可能性も大いにあり まとめ
ちなみにわたしのみぞおちの苦しさや圧迫感は、ストレスからくる胃の炎症でした。
消化器内科を受診し、しばらく薬を服用することでおさまりました。
ですがやっぱり忙しい現代人。
ストレスなんてす〜ぐたまってしまうので、根本解決はやっぱり
「ストレスをいかにためないか・うまく解消するか」
かなぁと思います。
ちなみにわたしが病院で気をつけるように言われた点は、
- 暴飲暴食をしないこと
- タバコを吸わないこと
- タバコを吸っている人の近くに行かないこと
- ストレスをためないこと
ということでした。
まだまだ「長時間労働」や、「一生懸命働く」ことが良しとされることが多いこの世の中。
いざ!となった時に、自分を助けてあげることができるのは、やっぱり自分しかいません。
常日頃から、自分の体をよく見つめてあげることが大切ですね!
どうしてもみぞおちの苦しさや圧迫感、不快感が治らない人は早めに病院を受診するようにしましょうね!
そしてどうしても辛い時はしっかりと休息をとること。
あなたの体のためにできること、
少しずつでも積み重ねていきましょう^^